味わい広がる!ブレンドワイン、混醸ワイン

単一品種とは異なる、可能性と魅力に満ちた味わい。技術が光る極上の「ブレンドワイン」、果実を混ぜて醸造する「混醸ワイン」をもっと知りたい!

「ブレンドワイン」や「混醸ワイン」「混植ワイン」のバリエーションは無限大!テロワールや造り手のこだわりが反映された、唯一無二の味わいを探して。

複数のベースワインをブレンドすることによって、より高い次元の味わいを生み出す「ブレンドワイン」。いわゆる"アッサンブラージュ"と呼ばれる手法で、単一品種には出せない深みや味わいを新たに産み出したり、気象条件が厳しかったヴィンテージをカバーしたり、そのメリットはさまざまです。また、収穫した複数品種のブドウ果実を、同一のタンクで発酵させて造る「混醸ワイン」や、同じ畑にいろいろな品種のブドウを植えて収穫し、一緒に発酵させる「混植ワイン」にも注目が集まっています。いずれも高い技術が必要であったり、品質管理のための手間がかかったりする、こだわりがたくさん詰まった銘柄です。

※左から6番目の画像はイメージです。「Cirol 2021」は完売しました。

写真左から:
杜のワイン 白/2,530yen(税込)
R&B 2021/3,300yen(税込)
TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018/3,850yen(税込)
鎧塚スパークリング 2016/11,110yen(税込)
スパークリング ブラン・ド・ノワール 2017/5,940yen(税込)
Cirol 2021/SOLD OUT

ヤマブドウ交配品種「ホワイト・ペガール」と「セイベル9110」、「シャルドネ」をブレンドした、他では味わえない白ワイン!

ブドウの個性を活かした、バランスの良いワインをカジュアルに楽しめる「杜のワイン」シリーズ、『杜のワイン 白』が到着。ヤマブドウ系品種を得意とする『奥出雲葡萄園』ならではのブレンドが、他にはない辛口の白ワインです。ヤマブドウ交配品種「ホワイト・ペガール」と「セイベル9110」、「シャルドネ」を使用。青リンゴの香り、いきいきとした酸を感じるフレッシュな味わいが、カルパッチョといった魚介料理と相性抜群!おいしく飲めるおすすめの温度は6〜8℃です。出雲神話と共に歩んできた、島根県の南西部、広島との県境に位置する雲南市。山間部にある、斐伊川が流れる自然豊かな小さな町で、ここでしかできない自然と共生するワイン造りをおこなっています。

杜のワイン 白/2,530yen(税込)

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珍しい、リンゴとブドウのブレンドワイン!頭文字を取って「R&B」と洒落たネーミングも◎。ふじとデラウェアで最後まで飲み飽きない旨さが実現。

『イエローマジックワイナリー』の『R&B 2021』は、山形県南陽産ふじと自家農園産ピンクデラウェア(青デラより少し色が付いてきたタイミング)で造った「リンゴ」と「ブドウ」の融合ワインです。リンゴ搾汁機でゆっくり搾って得たリンゴ果汁をオリ引きせず、そのまま3カ月低温発酵させ、終盤に無亜硫酸塩で保存しておいた、自家農園の醸しオレンジにしたピンクデラウェアワインを加え、瓶内二次発酵させました。亜硫酸塩なしの特徴でもあるリンゴの熟した濃い黄色と醸しオレンジに包まれた色彩が顕著です。味わいはシードル特有のリンゴ感と中庸からくる「ピンクデラウェア」の酸味のフィネスで、いろいろな料理に合わせやすい一本に。「このような「リンゴ」と「ブドウ」の融合ワインは、リンゴとブドウ、ともに生産量全国3位を誇る産地・山形県に来たからこそ実践したいと思い、造ってみたかったワイン。アルコール度数が低く酸の特性を出しにくい「リンゴ」にブドウワインがその足らない部分を補えば、もっと楽しいワインになるのではないかと思い続けていました。『R&B』の名の如く「心地よい喉越しのリズム」と「うめーなって言う心の叫び」をぜひお楽しみください(イエローマジックワイナリー)」。

R&B 2021/3,300yen(税込)

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2つの日本固有品種のいいとこどり!「小公子」と「マスカット・ベーリーA」をブレンドした日本ならではの優しい渋みで軽やかな赤ワイン。

『広島三次ワイナリー』の『TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018』は、醸造家・太田直幸(おおたなおゆき)氏が研究を重ねて誕生した、2つの日本固有品種「小公子」と「マスカット・ベーリーA」の個性的なブレンドが魅力!小公子の野性味、マスカット・ベーリーAの果実味が調和した、唯一無二のミディアムボディ赤ワイン。日本古来のヤマブドウを祖とする濃い色合いと強い酸味を持つ小公子を樽熟成することでまろやかさと複雑味を持たせ、マスカット・ベーリーAの華やかな香りをまとわせた日本ならではのワインです。渋みが少なく、フレッシュな酸味と長い余韻の終わりに樽熟成による旨みが感じられます。

TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018/3,850yen(税込)

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IWC2021、DWWA2021で銅賞受賞!自社栽培のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランによる極上の辛口ロゼスパークリングワイン。

『楠わいなりー』発、瓶内二次発酵後44カ月熟成させた極上の辛口ロゼスパークリングワイン『鎧塚スパークリング 2016』。自社栽培のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンドし、伝統的なシャンパーニュ製法で瓶内二次発酵後44カ月におよぶ熟成を経て、2021年3月に澱引き。その後、約1年休ませて満を持してリリースされた逸品です。きめ細かい優美な泡、熟成した風味が華やかなシーンにぴったり。ワインのネーミングの由来でもある、ワイナリーが位置する長野県須坂市にある「鎧塚(よろいづか)」から出土したお守り「アミュレット」をモチーフにしたラベルデザインにも注目!2021年「International Wine Challenge 2021(IWC2021/インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2021)」銅賞、2021年「Decanter World Wine Awards 2021(DWWA/デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2021」銅賞受賞。

鎧塚スパークリング 2016/11,110yen(税込)

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日本ではまだ数少ない、ブラン・ド・ノワール!自社農園の欧州系品種の赤ワイン用黒ブドウをブレンドし瓶内二次発酵後、約36カ月熟成した最高峰。

日本ではまだ数少ない、ブラン・ド・ノワールのスパークリングワイン!"ブラン・ド・ノワール(フランス語で「黒の白」)"とは、赤ワイン用の黒ブドウで造った白ワインを意味します。『スパークリング ブラン・ド・ノワール 2017』は自社農園で栽培した、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなど欧州系品種の赤ワイン用黒ブドウをブレンドし瓶内二次発酵後、約36カ月熟成。熟したリンゴのような穏やかな香りにクリーミーな泡、まろやかな果実味が、長期熟成により見事に調和した、『ルミエールワイナリー』で最も高級な辛口のスパークリングワインです。英国のスパークリングワイン専門誌「GLASS of BUBBLY」主宰のコンテスト「Glass of Bubbly Awards 2021」で金賞受賞!

スパークリング ブラン・ド・ノワール 2017/5,940yen(税込)

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大人気「ネコシリーズ」の白ワインは、「混醸」「ブレンド」とカテゴライズできない面白さ。5種類のブドウを使った醸造プロセスも味わって。

『Fattoria AL FIORE(ファットリア アルフィオーレ)』の『Cirol 2021』は、人気の高いネコシリーズ。デラウェア48%、シャルドネ32%、レッド・ミルレンニューム15%、高尾3%、ロザリオビアンコ2%を使用しています。醸造のプロセスも興味深く、完熟デラウェアを除梗後、破砕せず、24時間のスキンコンタクト後にプレス。50%ずつバレルファーメントとアンフォラで発酵させて熟成させています。シャルドネも破砕せず24時間のスキンコンタクト後にプレスし、解放槽にて3週間の発酵後、アンフォラにて熟成。レッドミルレンニューム、高尾、ロザリオビアンコは混醸で、10日間のマセラシオンカルボニック。後にプレスして、解放槽にてジュース発酵したのち、静置しており引き。最後にすべてをアッサンブラージュし、密閉のステンレスタンクにて熟成、2カ月後にボトリングしています。

※画像はイメージです。「Cirol 2021」は完売しました。

Cirol 2021/SOLD OUT

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「どうぶつシリーズ」のオレンジワイン「いっかく」!2020年はケルナーとソーヴィニヨン・ブランのブレンド!

『カーブドッチ・ワイナリー』の大人気「どうぶつシリーズ」から1年ぶりにオレンジワイン『いっかく』が登場!辛口まろやかなオレンジワインです。「どうぶつシリーズ」は、醸造家・掛川史人(かけがわふみと)氏の趣味にはしったワインたち。優しく体に染み入るようなワインを目指して造られています。2020ヴィンテージはケルナーとソーヴィニヨン・ブランのブレンドで、それぞれの品種の魅力が存分に楽しめる仕上がりに。通常より澱を多めに残しているのも特徴です。「2種のブドウを原料に優しく体に染み入る味わいを目指して、2020年はケルナーとソーヴィニヨン・ブランから造りました。品種ごとに仕込んだマセラシオン期間は約半年間。初期にわずかに酢酸のニュアンスをまとわせています。オレンジワインの面白さは浸漬期間によってワインの雰囲気が大きく変わることだと思っているのですが、今回のように半年ほどおこなうと元々の品種香がわずかに残りながら品種ごとのオレンジ特有の香りが出てきます。出来上がったワインはケルナーのトロリとしたようなマスカット香とソーヴィニヨン・ブランの生姜っぽいニュアンスが交じり合った爽やかかつ怪しげな雰囲気をまとっています。自宅でスルスル一本開けてしまうワインになりました(掛川氏)」。

2020 いっかく (アッサンブラージュ)/4,950yen(税込)

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自社栽培のピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンを野生酵母で発酵させてブレンド。『多田農園』120周年を記念した特別な赤ワイン。

『多田ワイナリー』は、1901年に北海道・上富良野へ入植した『多田農園』の3代目・多田繁夫(ただしげお)氏が2016年に設立したワイナリー。委託醸造時代からの師匠である北海道・岩見沢『10R(トアール)ワイナリー』のブルース・ガットラヴ氏の教えから、野生酵母にこだわったワイン造りをおこなっています。野生酵母でのワイン造りは、造り手の経験値に左右され、非常に手間がかかる一方で、唯一無二の奥深い味わいに。多田農園の入植120周年を記念して醸造された『2020 田園ルージュ ES』は、自社栽培のピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンを野生酵母で発酵させてブレンドしたミディアムボディの赤ワイン。上質な酸、しっかりとしたタンニン、余韻の長さが印象的な味わいです。多田氏の友人で北海道・旭川を拠点として活躍するデザイナー、あべみちこ氏(よつば舎)による絵本のように可愛らしいラベルデザインも魅力です。

2020 田園ルージュ ES/4,950yen(税込)

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『ココ・ファーム・ワイナリー』の、可能な限りベストなワインを造ろうという新しい「こころみ」をテーマにした「こころみシリーズ」。ノートン、タナ、小公子をブレンドした珍しい赤ワイン。

栃木県を代表する『ココ・ファーム・ワイナリー』。1950年代に開墾された急斜面で育てられているノートン、1982年に開墾された佐野市赤見のタナ、小公子をブレンドした珍しい赤ワインが『2019 協奏曲 R (こころみシリーズ)』です。適地適品種の発想のもと、こころみ学園の園生とワイナリースタッフが試行錯誤を重ね、一房一粒を大切に育てた自社畑のブドウを使用。ミディアムボディのエレガントなタイプで、エレガントで香り豊か、それぞれのブドウの持ち味が響き合います。野生酵母、野生乳酸菌によるマロラクティック醗酵をおこない、澱引きし、無清澄・無濾過でビン詰め。純粋に飾り気なく造られています。

2019 協奏曲 R (こころみシリーズ)/4,730yen(税込)

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大人気の、洋梨を使ったスパークリングワイン、ポワレ。3種の洋梨を混醸した、新感覚の味わい!

『ウッディファーム&ワイナリー』の『ぽわぽわポワレ トロワル 2016』は、瓶内二次発酵の洋梨スパークリングワイン。山形を代表する洋梨「ラ・フランス」だけでなく、他の美味しい洋梨品種のためにも、魅力が伝わるように醸造をおこなっています。ラ・フランス65%、ドワイエネ・デュ・コミス23%、ゼネラル・レクラーク12%を混醸することで、ラ・フランスだけで仕込むより、香りも味わいもより複雑に。洋梨のコンポートの香りから、口に含んだ時の清涼感溢れる果汁の風味も楽しめ、辛口ながら口当たりも優しいので、炭酸が苦手な方も楽しめます。熟成期間が長いほど、澱からくる旨みや香りがポワレに溶け込むようです。

ぽわぽわポワレ トロワル 2016/2,860yen(税込)

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果実味、酸味、皮と醸したことによるわずかな渋みのバランスが心地よい、オレンジタイプの微発泡ワイン。

『GRAPE REPUBLIC(グレープリパブリック)』の『Ambra Frizzante 2019』は、混醸によるアンバーフリッツァンテ(オレンジワインの微発泡ワイン)。山形県南陽市新田産のデラウェア、スチューベン、ナイアガラを12時間スキンコンタクト(果皮と果汁を一定時間接触させておく工程)し、優しく圧搾。そのままステンレスタンクで混醸したものに、新田産の5日間皮と共に醸したデラウェアをブレンド。瓶詰前にデラウェアのジュースを戻し入れ糖度を調整、瓶内にて再発酵しました。こだわりの製法や味わいに加え、美しいラベルも人気です。

※画像はイメージです。「Ambra Frizzante 2019」は完売しました。

Ambra Frizzante 2019/SOLD OUT

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混植ワイン(同じ畑に植えた複数のブドウ品種で混醸)を味わうならこの一本。有機栽培に取り組む若手農家・武田氏のブドウによるフィールドブレンド。

『Fattoria AL FIORE(ファットリア アルフィオーレ)』の『Nob. 2020』は、有機栽培に取り組んでいる武田信宏氏のブドウによる、フィールドブレンド(同じ畑に植えた複数のブドウ品種で混醸したワイン)です。武田氏は、ワイナリーがリスペクトする山形県のブドウ農家・大野氏のもとで研鑽を積み、畑を譲られた注目の若手農家。この一本に使われている品種はメルロー、デラウェア、シャルドネ。畑、ブドウ、人の魅力が詰まった、ミディアムボディの赤ワインです。メルローは16日間のスキンコンタクト、デラウェアとシャルドネは混醸で5日間のスキンコンタクト後に、それぞれをプレス。メルローはアンフォラ、デラウェアはバリックにて、5カ月間の熟成後に、アッサンブラージュして、ステンレスタンクへ。5カ月間寝かせた上でボトリング。さらに10カ月間の瓶内熟成を経てリリースされています。

※画像はイメージです。「Nob. 2020」は完売しました。

Nob. 2020/SOLD OUT

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SOLD OUT
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ブドウ品種別ガイド

ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。

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